2016年3月28日月曜日

そしてつわりが始まって-ヨメ視点(前編)

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 自分につわりはあるのか? ないのか? と不安に思っていたことも、今では懐かしい思い出です(といってもまだそれから半年も経っていないですが…)。

 つわりは親子で遺伝するよ、みたいな説を耳にしたことがあるんですが、私の母はつわり皆無だったそうです。でも妹はつわりがひどく、しかも「吐きづわり」だったので、さて私はどっちだ?と思いながら過ごしていたら…。

 出てきたのは母とも妹ともまったく異なる「食べづわり」という、初めて聞くものでした。つわりと言ったら、吐き気があって・・・しか想像できなかったので、そんなのもあるんだなぁ…と。




 その食べづわり。本当に好みが週替わりどころか日替わり、分替わり。「○○なら食べられそう」と言っておきながら、いざ目の前にしたら「ごめん、食べられそうにない」という状態でした。本来大好きなはずの「香りの強い野菜」が一切食べられなくなり、炭水化物も白ご飯をほぼまったく受けつけなかった覚えが(匂いづわりがなかったのが幸いで、炊飯は苦労せずできたんですが)。





後半へつづく


■関連記事

そしてつわりが始まって-ヨメ視点(後編)


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2016年3月18日金曜日

妊婦の食事-葉酸編

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■葉酸が必要な理由

↑でも書いた通り、葉酸はDNAやタンパク質の合成に必須の栄養素。

DNAは生物の遺伝情報を記録するもの。タンパク質は生物を構成するパーツ。
細胞分裂し、赤ちゃんの体が作られる妊娠中、特に妊娠初期において、当然その栄養素は通常時より多く必要となる。



■妊婦に必要な一日あたりの摂取量

妊婦が摂るべき葉酸の量:400μg/日
※通常時に望ましい量が200μg/日

それに対し、各食品が含む葉酸の量は

(各100gあたり)
のり:1600μg
ほうれん草:210μg
春菊:190μg
ブロッコリー:130μg
オクラ:110μg
キャベツ・レタス:75μ
かぼちゃ:75μg

名前の通り、緑色の葉物野菜に多く含まれていますね。
その他の食品では

納豆:110μg
いわし:300μg
レバー:1000μg

いちご:90μg
キウイ:35μg
みかん・バナナ:25μg

※調べるサイトによって微妙に数値が違います。ので大体このぐらいという数値です。


ただし、葉酸は加熱調理すると含有量が半減します。

さあ、考えてみましょう。
あなたはのりを一日25g食べられますか?(味のり1枚=0.3g)
ほうれん草を400g食べられますか?
いわしを毎日食べるのは飽きますよね。
レバーは毎日食べてはいけない食材でしたね(レチノールを摂りすぎる)



■サプリの必要性

…というわけで、葉酸に関しては食品だけで補うのが困難なので、サプリの使用が推奨されるわけです。


マンガで書いた味噌汁も、確かに一品で手軽に葉酸を広くカバーできる意味では優秀です。
(ほうれん草は完成30秒前に放り込むだけだし、増えるワカメも放り込むだけ。非常に楽でした。)
それにしたって「食品で補える分」の最善を尽くすだけで、「味噌汁食ってるからダイジョーブ!」なわけではありません。



■不足したらどうなる?

マンガの中で出てきた2つの症状は次のようなものです。

・二分脊椎症:
脊椎、つまり背骨が健全に形成されないことで起こる障害です。背骨は神経の通る人体に極めて重要な部分。これにより神経に関する様々な症状が出てしまいます。

・無脳症:
名前の通りです。脳が健全に形成されません。


その他発達障害やダウン症、アトピーの原因になると書いてあるサイトもありましたが、確実そうなのは上記2つだけだったので、他の症状についてはノーコメントとします。



■昔はどうしてた??

「そんなこと言ってもサプリのない時代はどうしてたのさ?」という疑問は、当然あるでしょう。

葉酸が不足すると、上記症状の「リスクが高まる」ということです。

例えば二分脊椎症の発症確率は6/10,000とのこと。(日本二分脊椎症協会)
葉酸の十分な摂取はこの発症確率をより低くする、ということです。

だから葉酸サプリのなかった時代でも、現代の基準で不足しているからといって先天異常ばかりだったわけではないんですね。
ただせっかく原因がある程度わかってきたのなら確率をより低めましょう、ということです。


なのでこちらも、結論としては「可能な限り気を付けるけど、必要以上に気にするな」となるのは他の栄養素と変わりませんね(^-^;


■関連記事
妊婦の食事-専門家のアドバイス
妊婦の食事-食べるべきもの編
妊婦の食事-食べてはいけないもの編
妊婦の食事-つわりがあらわれた!



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2016年3月15日火曜日

妊婦の食事-食べるべきもの編

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ええ、確かに一つ一つの栄養素は必要なんだろうし、「この栄養素はこの食材がいい!」って説明も正しいのかもしれません。

じゃあその「積極的に摂った方がいい栄養素」を全部満たそうとして整理すると…


『全部じゃん』


になるんです。

また前回とは逆の物言いになりますが、その摂るべき食材の多くが「気をつけたほうがいい」食材でもあるんです。


だったら大して気にしなくても(ry …ってのが結論にならざるを得ない。
そんな些末な部分部分より、全体のバランスの方がよっぽど気を遣うべきです。


ただし、そんな中ただ一つだけ、明らかに普段の食生活では意識しない栄養素がある。
それが「葉酸」。

こちらについては次の記事で取り上げます。



■関連記事

妊婦の食事-葉酸編
妊婦の食事-食べてはいけないもの編
妊婦の食事-専門家のアドバイス
つわりがあらわれた!



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2016年3月12日土曜日

妊婦の食事-食べてはいけないもの編

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ちなみに以下が、我が家なりに決めたルールです。


■禁止している食べ物

○生の食べ物
妊娠中は母体の免疫力が下がります。そのため普段なら大丈夫な程度の菌でも食中毒にかかる可能性が高くなってしまいます。特に以下の2つのリスクがよく説明されていましたね。

・リステリア菌
妊婦でない人には発症の可能性が低い食中毒菌ですが、妊婦は極端に発症の可能性が高くなります。
発症するとインフルエンザのような症状が出、また胎児に大きな影響を与えます。

・トキソプラズマ
寄生虫の一種。
母体への影響は風邪程度の症状だが、胎児に大きな影響を与えます。


北陸(刺身がウマい!)出身のヨメは生魚が食えないことを非常に悲しんでおりました(笑



■制限している食べ物

○大きな魚
具体的にはマグロ・タイ・カジキ・カサゴ・ムツ・クジラ(魚じゃねーが)。
マニアックな食材としてはサメ(食うのか!?)、バイ貝(北陸ローカル)。
大きい魚は食物連鎖の上位にいるので、水銀の蓄積量が多いからですね。
大人は多少水銀を摂取しても体外に排出できますが、胎児にはそれができず蓄積されてしまい、やはり悪影響を与えてしまうようです。

とはいえこちらは、週あたりの摂取量が決まっているだけで全く食べちゃダメなわけではありません。
なお基準は厚生労働省の公式なもの。
詳しくは調べてもらったらよいですが、メッチャ簡単に言えば『週80g以内』に押さえれば大丈夫です。
※80g≒魚1切れ



■特に気にしてないけど、気を付けろって書いてあるもの

こっから先は「気をつけろ」って書いてあるけど、特に気にしてません。
気にしてない理由も添えて記載します。


○ヨードを多く含む食材
・ひじき、こんぶ、わかめなど海草類
・かに、えびなど甲殻類
・魚

妊婦が摂取していい1日あたり上限が2,200μg。
ただ↑をよく食べる日本人の平均摂取量が1,500μg。
だったらアホほど食わねー限り気にしなくていいよね!

大体にして↑の食材には、次回以降説明する「食べるべき」栄養素もいっぱい含まれとるんじゃい!


○レチノール(ビタミンAの一種)を多く含む食材

1日あたりの上限が2,700μgRE。それに対し気をつけろって書いてある食材の100gあたり含有量。

・何かの肝(レバー、あんきも等)…4,000~14,000μgRE
・うなぎの蒲焼き…1,500μgRE
・卵黄、ほうれん草、春菊…500μgRE前後

肝…一見怖そうだけど、あくまで2,700μgREは「1日あたりの上限」。こんなもん毎日のようには食わねーよ。
うなぎの蒲焼き…毎日のようには食わねーよ
卵黄…1日600gも食わねーよ
ほうれん草…1日600gも(ry

大体にして↑の食材には「食べるべき」栄養素も(ry


※レチノールについては、むしろ「間違ってサプリで補充するんじゃねーぞ!」ってことらしいです。


○スパイスや生姜など

体があったまり血流がよくなる、食欲を増進するが食べ過ぎると子宮収縮が(ry


要するに何が混乱させる要素かというと、「食べすぎはあかん」食材のほとんどが「食べるべき栄養素」も含んでるってことです。そしてどれもこれもよく見ると、常識外の過剰摂取をしない限り大丈夫だってこと。

だから結論は『生ものと大きな魚』に絞られるんです。



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つわりがあらわれた!



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2016年3月8日火曜日

つわりがあらわれた!

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■つわりの種類と症状

つわりは妊娠超初期の終わる4週から、胎盤が完成する16週あたりにかけて起こるようです。
そしてその症状には5つほど種類があります。

・吐きづわり
『1日中吐き気がする。』

一般的にイメージするつわりはコレでしょう。
食欲も落ち、食べても吐き出してしまうので、栄養不足に注意が必要です。
あまりにひどいようなら病院で相談しましょう。


・食べづわり
『1日中ハラは減ってるが、食べ始めるとあまり食べれない』

空腹になると吐き気がするが、食べ過ぎてもそれはそれで気持ち悪い、という不思議な症状。
なので一日中何かを少しずつ口にしている、という生活になります。

吐きつわりと違い栄養不足はあまり心配ありませんが、太りすぎと虫歯に注意が必要なようです。


・匂いづわり
『食べ物のにおいを含め、においで気持ち悪くなる』

コレもつわりでよくイメージされますね。
においの少ない食材や、冷えた食べ物にする(においが少なくなる)などの工夫が必要なようです。


・眠りづわり
『1日中眠い、ねむい、ネムイ!』

↑の通りです。1日中眠いし、がんばって起きててもとにかくだるいです。


・よだれづわり
『よだれが増える』

コレも↑の通りですが、中には飲み込めず口から出さないといけないほど出る人もいるとのこと。
不快度は結構高いかも。



うちのヨメに出たのは『食べづわり』と『眠りづわり』。

妊娠超初期症状のときのように食べまくるってことはなくなりましたが、全く食べられないわけではないので、栄養不足を気にしなくてもよかったのは幸いでした。

あとは「食べたいモノ」の好みがそれこそ週替わりのようにコロコロ変わりましたね…。
ので、ヨメの「食べれるモノ」を毎週のように確認して食材を変えていました。

また眠りづわりのせいで仕事には差し障りが出ていたようです。


■食事に関するネット上の情報

いや、調べてるうちに何を信じればいいのかわからなくなりますよ…。
なのでコレについては次回以降、「要するにどういうことなのか」様々な情報を総合した私なりの結論をまとめようと思います。



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2016年3月4日金曜日

超初期症状??-ヨメ視点

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 超初期症状が出始めたころは、ちょうど秋の大型連休中でした。この期間中、電車で片道4時間の場所まで日帰りしたり、野球観戦に行ったり、ライブに行ったりと充実した連休を過ごしていました。



 でも終わった後、いつまでも疲れが残ったような感じで、「おかしいな、片道4時間の強行日程がずっと尾を引いているんだろうか?」と思っていましたが、「まさか?」と思って調べてみました。そしたら「妊娠超初期症状」なるものがあると初めて知り、そういえば・・・、と振り返ってみたら、この超初期症状のほとんどに当てはまる症状が出ていたのです。

 ただ最終月経日から数えてみても日数的に説明がつかなかった(普通はまだ超初期症状が出ない日数だった)ので、次の月経予定をまずは待ってみることにしました。

 予定を1週間すぎても、来るはずものは来ず。ちょうどその日、行きつけの美容院に行って、美容師さんと話す中で「ロコさん、もしかしてできてるんじゃないですか~?」なんて言われて、「ええ? やだぁ、まさかぁ」なんて言いながら、「うん、たぶんできてる気がするんだ」と内心思っていたことを覚えています。その足で薬局に寄って、「妊娠検査薬」なるものを購入。早速試してみたら、文字通り「即効で」反応が出ました。

 ダンナも描いていますが、本当に「ああ、やっぱりね」という感じで、やった~! とか、感動した! というわけではなかったな・・・、申し訳のないことに。



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事実は小説より普通



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